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仮面ライダークウガ EPISODE3「東京」

 

ストーリーガイド

 

怪人ズ・グムン・バとの死闘を終えた一条は

そのまま意識を失い、長野市内の病院で目を覚ます。

そこには、五代の置手紙があった。

手紙には

「中途半端はしません。きちんと関わりますから」

と書かれていた。

以前中途半端に関わるな、と言った自分の言葉に対しての

反応を見て、若干の苛立ちを覚える一条。

 

五代は桜子と共に一時、長野から東京へと戻った。

豊島区にあるわかば保育園で、保育士をしている妹

五代みのり(ごだいみのり)に会うためである。

 

病院より現場に戻った一条は

警察内の会議に出席し、そこで驚くべき事実を告げられる。

現場に残されたズ・グムン・バの血液が

非常に人間に近いものだと言うことであった。

そして、白いクウガ、赤いクウガを含めた

未確認生命体を、発見次第射殺せよとの命令が下される。

一条は、自身が救われた事実を示し

クウガを射殺の対象から、外すべきだと進言するが

受け入れられないまま会議は終わる。

 

一条は急いで、五代と桜子に連絡を取るが

どちらも繋がらず、仕方なく桜子の留守番電話に

五代に二度と長野に来ないように伝えて欲しいと伝言を残す。

 

失踪した未確認生命体3号、コウモリ怪人ズ・ゴオマ・グの

行方を探して、街を捜索する一条。

その時、不意にぶつかった、額にバラのタトゥをした女の口から

人間の言語とは思えない、異様な響きの言葉を聞く。

気になった一条は、今の言葉に関して

女を詰問するが突き飛ばされてしまう。

 

 

何とか追跡を続けた一条は

一軒の廃屋で、バラのタトゥの女と

人間の姿に化けたズ・ゴオマ・グのやり取りを目撃する。

バラのタトゥの女は、クウガに敗北したズ・ゴオマ・グに制裁を与え

東京へ向かう様に指示を出す。

その時、様子を伺う一条の所持する携帯の呼び出し音が鳴ってしまう。

気づかれた一条はズ・ゴオマ・グに襲撃を受けるが

バラのタトゥの女はそれを制し、その場を去って行ってしまう。

 

なぜ命を救われたのか・・疑問に思いつつ

電話に応答する一条。それは、山梨県警が一時間ほど前に

中央高速から東京方面へ凄まじいスピードの影を捉えたとの知らせだった。

 

東京では人間の姿に化け東京を徘徊していた

4人の未確認生命体が集結していた。

通りかかった暴走族風の男2人はその一団に絡むが

その中の一人、ヒョウの怪人ズ・メビオ・ダの攻撃により絶命してしまう。

その様子を見たもう一人の男は、バイクで逃走。

 

だが、正体を現した、ズ・メビオ・ダの

凄まじいスピードに追いつかれ、転倒してしまう。

五代はその場面に、偶然出くわすと、男を助けクウガへと変身する。

 

その時、通報を受けた警察車両が

現場へと到着し、乱闘を続けるズ・メビオ・ダとクウガを包囲。

射殺対象として多数の銃口を向けられ、クウガは困惑する。

 

 

EPISODE3感想

 

EPISODE3は舞台を長野から東京へと物語を移して展開する。

非常に謎めいていた敵の存在が段々と

明らかになってくるところが面白い。

ボス格の一人である、バラのタトゥの女をはじめ

新しく出てくる5人のグロンギ

うち一人はプロレスラーのAKIRA(当時は新日本プロレス所属で野上彰)だ。

当時はプロレスにのめりこんでいたので突然の出現に驚いた。

この四人の集団には、女子プロレスラー白鳥智香子も

キャスティングされていて、見るからに強そう。

この辺、グロンギ人間体の異質さを際だたせるために

キャスティング一つとっても徹底している感がある。

それにしてもグロンギたちは長野で復活して

東京方面へ向かっている訳だが、全員徒歩で移動してるんだよなぁ。

ズ・メビオ・ダみたいにスピードが出る子や

ズ・ゴオマ・グみたいに飛べる子はいいけども

他のグロンギは大変だっただろう。

 

一条さんが会議で射殺対象からクウガを外すよう主張したとき

あまり強硬な態度に出なかったのは、やはりクウガの正体が

警察にバレると、後々五代くんが面倒な事になるかも

と言う配慮かと思われるが、なかなか下の人間が主張を通せない

お堅い警察組織の悲哀も感じてしまう。

 

この話で一つ好きなシーンを上げるとすれば

東京へ戻った五代が居候先のポレポレに帰宅するところで

鍵を失くしている事に気づき

(EPISODE2で教会での戦いでバイクが爆発した時一緒に失った)

 

外壁を登っている所を近所の人に見られるシーンである。

五代くんがしょっちゅう外から侵入している事がわかるし

近所の人にもその事が浸透してて

五代くんの人柄が地域の人からも愛されてる感が凄い。

そういえばEPISODE1でも、桜子の研究室に外壁を登って侵入してたし。

ストーリー的には全く必要ないシーンだが

五代くんのキャラクター性を引き出している良いシーンである。

 

しかし、一条さん、肝心なところで電話が鳴っちゃうのが

非常にお茶目である。下手したら死んでたけれども・・

 

怪人査定

 

今回は死亡した怪人がいないため、査定は無し。

新怪人として登場した、ヒョウ型怪人ズ・メビオ・ダの他

バラのタトゥの女も、全身は映っていないが

手だけが、怪人体として登場している。

タトゥの形が怪人モチーフを現しているので

バラ型怪人という事になるが

植物モチーフはクウガの世界ではかなり珍しい。