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仮面ライダークウガ EPISODE4「疾走」

 

ストーリーガイド

警察に包囲されたズ・メビオ・ダとクウガ

杉田守道(すぎたもりみち)、桜井剛(さくらいつよし)ら刑事に

率いられた警官隊に容赦無い一斉射撃を浴びせかけられる。

銃弾で目を負傷したズ・メビオ・ダとクウガ

その場から逃走する。

 

長野県警で未確認生命体が東京に出現した知らせを受けた

一条は、合同捜査本部設置のために東京へ召喚される。

先の戦闘で負傷している一条に対し、自分の事は全然考えない、と言って

東京行きを制止しようとする一条の後輩の警察官。

だが、一条はただ大丈夫だ、と一言残して東京へ向かう。

 

東京、桜子の研究室で一夜を明かした五代は

昨日、東京に未確認生命体が現れ、警察に包囲、銃撃された

話を飄々と語ってみせる。

桜子は五代の身を案じるが、本人は、大丈夫俺死ぬような事しないから、と

全く意に介さない。そこへ、東京に到着した一条から連絡が入り

五代は、一条と会う約束を交わす。

 

その頃、ズ・メビオ・ダは東京の河川敷で

片目を潰した銃弾を自ら摘出、警察への報復を心に誓っていた。

トロール中の警察官が、多量の血痕とその銃弾を発見するが

その場にいたズ・メビオ・ダに両目を突かれて死亡する。

 

ズ・メビオ・ダの追跡に出動する事になった一条は

五代と連絡を取るため桜子に電話をするが

五代は既に、出発した後であった。

桜子は一条に、五代が変身しそうになったら

止めて欲しいと懇願する。

その電話の中で

五代くん、自分の事はどうでもいい、って感じで・・

と言われた一条は、自分が後輩から言われた言葉を思い出す。

 

その頃、東京の街を驚異的なスピードで走る

ズ・メビオ・ダの影を白バイが追跡していた。

一条との待ち合わせ場所に向かう五代は、そこに偶然遭遇する。

逃亡を図るズ・メビオ・ダを追跡しきれず転倒する白バイ。

五代は、警官の安否を確認したあと、白バイを借りて

ズ・メビオ・ダを追跡するが、歩道橋に上に逃亡され

そのまま行方を見失ってしまう。

白バイに乗っていたことで、警察官に詰め寄られる五代。

一条は、逮捕という名目で五代を助け、一度警視庁へと連行する。

 

警視庁へ向かうパトカーの中で、一条は再び五代に

事件関わらない様に促すが、五代は

自分の大切なものを守りたい、と言って譲らない。

警視庁に辿りついた二人のパトカーに

ズ・メビオ・ダを発見、交戦

その被害報告と応援を求める緊急無線が入る。

 

これまでの事から五代の気持ちと覚悟を感じ取った

一条は、警察の開発した新型バイク

トライチェイサー2000を五代に預ける。

 

変身し、交戦の現場へ向かうクウガ

今まさにズ・メビオ・ダに両目を突かれようとしていた

杉田を間一髪で救い出すと、大丈夫ですか、と声を掛ける。

自らが射殺しようとしていた未確認生命体から

人の言葉を聞いて困惑する杉田。

 

五代はそのまま、逃走したズ・メビオ・ダを追跡し、廃屋で戦闘になる。

悪路や階段をものともせず突き進むトライチェイサーに

次第に追い詰められるズ・メビオ・ダ。

そこへ到着した刑事、桜井がクウガに向けて発砲。

それを制する一条と揉み合いになるが

先ほどクウガに救われた杉田も桜井を制止し

戦いの行方を見守る事になる。

 

ズ・メビオ・ダのスピードに翻弄されながらも

隙を見て前転し放った蹴りで相手を壁際に追い詰め

二段蹴りを放つクウガ

 

ズ・メビオ・ダの身体は壁を突き破り、そのまま爆発飛散する。

一条にサムズアップを見せるクウガ

 

一条はクウガに背を向け、その場を去る。

中越しに親指を立てながら。

 

 

 

EPISODE4感想

 

仮面ライダークウガ、EPISODE4は

トライチェイサー2000のお披露目会であった。

昨今、ライダーの名前を維持するために

半ば無理矢理バイクに乗っているライダーも

ちらほら居る中で、クウガのバイク登場率はかなり高い。

ここまでのトライアルアクションを見せるのは

クウガの中でもかなり珍しいが・・。

ともあれ、一度、白バイに乗っての追跡シーンで

階段を上れずに逃亡を許してしまうシーンを挟んでから

屋内の階段を軽々走っていくトライチェイサー2000を見せるのも

新型バイクの性能を誇示するかのようで気持ちがいい。

 

今回は、一条さんが、後輩から言われた

自分の事を全然考えない・・というセリフと

桜子さんが五代くんを評する

自分の事はどうでも良い、って感じで・・というセリフが

対になっていて、一条さんと五代くんの表層では

真面目とお気楽な性格ながら、根元は同一であるという事に

気がつくシーンが秀逸。それを最後に後押しするのが

病院で五代くんが、一条さんに宛てた置手紙の

「中途半端には関わらない」という文面というのがまた良い。

ここで、ようやく五代くんという男を一条さんが認めたと言えよう。

あの真面目な一条さんが五代くんに

トライチェイサー2000を託すのも自然な流れだ。

そして、勝利後、サムズアップを交わす二人。素晴らしい。

 

この話ではもう一つ見逃して欲しくないシーンがある。

廃屋で、ズ・メビオ・ダとクウガの戦闘に

桜井刑事が乱入して発砲し、一条さんがそれを制止する。

桜井刑事はそれに激しく反発して揉み合いになるが

後からやってきた、杉田刑事に撃たなくて良い、と言われるのだが

その時の一条さんの、何とも言えない笑顔が素晴らしい。

「五代のヤツ、やりやがったな」なんてモノローグが聞こえてきそうだ。

 

 

今回の名セリフ

 「だからこそ、自分が大切だと思うものを守りたいんです」

 

白バイでズ・メビオ・ダの追跡に失敗したあと

一条さんのパトカーで警視庁に連れて行かれる五代くんのセリフ。

一条さんの「自分を大切にしろ」とのセリフを受けての返答。 

この言葉でさらっと一条さんの共感を得てしまう五代くんは凄い。

怪人査定 ヒョウ種怪人 ズ・メビオ・ダ

攻撃力    2

防御力    3

スピード   8

特殊能力   1

知性     3

ビジュアル  5

 

ともかく、スピード特化の怪人という感じであり

一般人に対しては、圧倒的な攻撃力を見せていたが

クウガとの戦闘では、さほどダメージを与えられている様子もない上

警察に初めて痛手を負わされているグロンギなので

評価は低くせざるを得ないだろうが

そのスピードはやはり驚異的だ。

山梨から一時間で東京までたどり着いており

持久力もかなりあるのだろうと思われる。

初の女性体という事で、なんだか妙に艶かしいので

ビジュアルは少し加点しておいた。