仮面ライダー・スーパー戦隊、全部見る!

タイトル通り、全部見ます!

仮面ライダークウガ EPISODE7「傷心」

 

ストーリーガイド

警察が東京で未確認生命体による事件の

合同捜査本部を設置して三週間。

その間、7体の未確認生命体が現れ

これを排除したものの、警察が倒したのは一体のみ。

一条は事件の発端となった九郎ヶ岳遺跡で撮影された

未確認生命体第0号の映像を何度も見返し

長野県警から0号に関する調査資料を取り寄せていた。

そして判明した事実は、九郎ヶ岳遺跡の周辺に

集団墓地のような場所があり、未確認生命体は

そこから蘇ったと推測されるという。その数は最低でも200人。

 

一方、未確認生命体のズの集団は

ラジオから流れる自分たちのニュースを聞いていた。

そこへバラのタトゥの女が別の未確認生命体の集団を率いてやってくる。

突然の乱入に、集団のリーダー、ズ・ザイン・ダは怒るが

すでに9名の仲間を失っている事実を突きつけられ

メの集団にゲームの参加資格を譲ることになる。

 

射撃訓練を終えた一条に来客があった。

長野の九郎ヶ岳遺跡で殺された調査団のリーダー

夏目教授の妻とその娘、実加が、面会を求めてやってきたのだ。

だが、同時に未確認生命体によると思われる

不可解な事件が都内で多発、一条にも出動の要請が出ていた。

実加は、一条に、夏目の机から出てきたという不思議な金属片を見せる。

父を殺した0号の捜査の手掛かりになると信じて。

だが、再度出動を促される一条は

ひとまず専門家に見てもらって欲しいと城南大学の桜子を紹介する。

 

城南大学では五代と桜子が、古代文字の解読に勤しんでいた。

古代文字の解読から、この文字を残した人々はリント

未確認生命体はグロンギと言う名だと判明する。

そこへ現れる、実加たち。

再び金属片を差し出すが、五代も桜子も

こうした遺物に関しては専門ではないため何かの役に立つと断言できない。

そこへ専門家のジャンがタイミング良く帰ってくるが

事情を知らないため、実加の持つ金属片の価値は素晴らしいなどと

必要以上にはしゃいでしまう。

警察で一条にあしらわれた事もあり

誰も0号の捜査に真剣になってくれない

と実加はショックを受けて走り去ってしまう。

 

その頃、未確認生命体による被害は更に広がっていた。

被害者は頭頂部から下方へ、何かが貫通した痕を残して即死。

現場には奇妙な穴が残されていた。

五代は一条に連れられて、科学警察研究所を訪れる。

そこで研究所員である榎田ひかり(えのきだひかり)より

現場の穴の中から採取した針がハチとほぼ同一のものであり

敵がハチの能力を持っている事を聞かされる。

 

更に被害が拡大するなか、一条と五代は

事件の発生時間がほぼ等間隔である事と

発生場所がらせん状に拡がっている事を発見し

次の犯行現場を予測し急行

ハチの姿をした未確認生命体、メ・バヂス・バを発見。

クウガに変身して、交戦する。

地上では、赤いクウガ、マイティフォームで圧倒したものの

不利と見たメ・バヂス・バはその飛行能力を駆使して

クウガを翻弄する。

青いクウガ、ドラゴンフォームの

スピードを持ってしても、メ・バヂス・バの

動きに付いて行く事ができない。

 

高所から突き落とされ、階段の手すりに掴まるクウガ

その時、クウガの身体が緑、ペガサスフォームに変化する。

だが、異常に強化された鋭敏な聴力がクウガ

苦しめそのまま地上へ落下してしまう。

 

 

EPISODE7感想

EPISODE7は、夏目教授の娘、夏目実加ちゃん

まさかの再登場、という感じである。

被害者の遺族にスポットが当たるというのは

ヒーロー番組としてはかなり珍しい。

仕方ない事とはいえ、これぐらいの少女に

復讐という業を背負わせてしまうのは

いかがなものか、と思うところもあるが

これも一つの新しいものを作りたいという

製作陣の意気込みの表れだろう。

 

彼女は警察で一条さんから、非常に軽い扱いを受けてしまうが

一条さんは出動命令が出ている最中で、時間がなく

大人の事情と子供の感情がぶつかる展開がやるせない。

一条さんも0号のビデオを何回も見直したりして

長野の事件を忘れている訳ではないというシーンもあるが

それを知っているのは視聴者のみで、非常にもどかしい。

 

その作風から過剰なコメディ要素は排されているクウガだが

ポレポレのマスターに対し

五代くんが自分でクウガである事をアピールするも

クウガという呼称が一般的に使われていないため

何を言ってるか全くわからない(そして五代くんも説明しない)

シーンはやはり笑ってしまう。

 

 

他、主要人物の一人である科学捜査研究所の榎田さんも初登場。

久しぶりに再会した一条さんを見て開口一番

「その顔は、彼女できた?」と尋ねるという

ハンパない洞察力を見せる。残念ながらできたのは彼氏ですが。

最初は五代くんの名刺を見て「何これ」と冷たくあしらったり

(この時一条さんが非常に柔らかい笑顔を見せるのに注目)

証拠品のハチの針を見ようとする五代くんに

頑なに手渡そうとしなかったりと、かなり嫌味なキャラ造形。

 

 

ペガサスフォームはお披露目回だというのに

鋭敏になった感覚を使いこなす事ができず

いいところがないのは残念だ。

 

 

怪人査定 

 

今回は死亡した怪人がいないため、査定はなし。

が、ブロローグの段階で、物語上では語られない戦闘が

7度行われ、そのうち1体の未確認生命体を警察が倒している!

杉田刑事は自嘲気味に第四号におんぶに抱っこではな・・と言うが

ヒーロー番組の警察としては、かなり優秀だ。

 

今回は初期から出ていたズの集団以外にメの集団が現れる。

ズのリーダー、サイの怪人ズ・ザイン・ダと

ラニアの怪人、メ・ビラン・ギ

更に今回ゲゲルに挑むハチの怪人メ・バヂス・バが怪人体を披露している。

ちなみにかなり不鮮明だが、物語の冒頭、新聞写真で

未確認生命体第13号の姿も確認できる。