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仮面ライダークウガ EPISODE8「射手」

 

ストーリーガイド

感覚の暴走を止められず、地に伏したクウガ

メ・バヂス・バは、戦闘中にゲゲルに必要な腕輪を

失っていた事で、一時戦いを中断し撤退していく。

力を消耗したクウガは、白い状態にまで戻り

そのまま変身は解除されてしまった。

 

一条はクウガが緑に変わった事を桜子に連絡

緑の戦士に関する古代文字の解読を頼むが

そこで、夏目教授の娘、実加が姿を消した事を知る。

 

一方、グロンギ集団のアジトへ戻ったメ・バヂス・バは

バラのタトゥの女に腕輪を失ったことを咎められ

ゲゲルはやり直しとなってしまう。

 

一条は、五代の身体に異常が無いか調査するため

監察医、椿の元を訪れる。

調査の結果、緑のクウガに変身すると、感覚が研ぎ澄まされ

集中すれば、遠くの物を見、音を聞く事ができる事。

その為に、かなりの力を使う事。

五代の身体の中にある石のエネルギーを消耗するので

しばらくは変身できない事。

その状態で長く変身はもたない事などが判明する。

 

時を同じくして、警察から一条へ

実加のものと思われる連絡があったと報告が入る。

「0号の捜査を進めてくれないと、私、死ぬかも」

と言い残していたのだという。

五代は、自分はしばらく変身できないので

自分に任せてくれ、と飛び出して行ってしまう。

 

メ・バヂス・バの情報を得ようと

科学捜査研究所を訪れた一条は

そこで榎田からメ・バヂス・バが移動する際に出る特殊な音波

即ち、羽音をキャッチする装置を受け取り

メ・バヂス・バの移動先を特定。

その巨大な針の標的にされた

買い物帰りの母娘を間一髪のところで救出する。

 

その矢先、一条へ桜子からの連絡が入る。

緑の戦士に関すると思われる記述が見つかったというのだ。

「邪悪なるものあらば、その姿を彼方より知りて

 疾風のごとく邪悪を射抜く戦士あり」

文面の射抜く、という言葉から

緑のクウガに必要なのは銃であると感じ取る一条。

 

その頃行方不明となっていた実加は

電車とバスを乗り継ぎ

子供の頃、父に連れられてやってきた海岸に来ていた。

いつも身につけている貝殻の首飾りも

この地で父と作った思い出の品だ。

一人、海を見て佇んでいると、そこに五代が現れる。

その首飾りの貝がこの辺りで取れる貝だったため

この場所へ実加を探しに来たのだ。

 

海に向かって水切りを行いながら五代は尋ねる。

「7連チャンできると思う?」

だが、風も強く波は荒れている。

「無理だよ・・」

と、ポツリと呟く実加。

五代は水面に向かって石を投げると

意図も簡単に水切り7連荘をやってのけた。

「信じて、みんなやる時はやってくれるよ」

笑顔を見せる五代。

 

しかし、その時、クウガを狙うメ・バヂス・バが

海岸の上空まで迫っていた。

メ・バヂス・バを追跡していた一条は

海岸に佇む二人を発見。

上空に敵がいる事を五代に伝える。

 

五代は緑のクウガ、ペガサスフォームへと変身。

一条から銃を受け取ると

銃はペガサスボウガンへと変化。

感覚を研ぎ澄ませたクウガ

メ・バヂス・バの放った針を指で掴み、ボウガンで反撃する。

その強烈な一撃がメ・バヂス・バの腹部を捉えた。

高高度の空から海へと墜落したメ・バヂス・バはそのまま爆死する。

 

戦いが終わった海岸。

一条は、実加に向かってただ一言。

「無事で良かった」と。

その言葉に実加は、自分の身勝手な行動を省みて

涙ながらに一条に謝罪するのであった。 

 

EPISODE8感想

ペガサスフォームがようやく活躍のEPISODE8。

約50秒しかもたない特殊なフォームだ。

アシンメトリーなボディが超カッコイイ!

海岸で変身する際、砂を巻き上げながら変化していくのもイカス演出だ。

 

今回、キーポイントとなる実加ちゃんの失踪に関しては

過剰なまでに尺が取られていて、一人のシーンが非常に多い。

子供目線で大人の世界を見るとき

理解できない事が多数あるだろうが

その間を取り持つ五代くんの「信じて」という言葉に心動かされる。

これまでの話でも、根拠はないが

大丈夫、信じてと繰り返して問題を解決してきた五代くんに

登場人物のみならず、視聴者も絶大な信頼を寄せているはず。

飄々とはしているが、ヒーローとして

必要な資質を備えていると言えるだろう。

また、ラストシーン、海岸でメ・バヂス・バの存在を

五代くんに知らせる一条さんが、即座に実加ちゃんを

庇っているのにも注目だ。

武骨だが優しい「無事で良かった」の言葉に

彼女が涙を流して謝罪するのも納得というところだ。

 

怪人査定 ハチ種怪人 メ・バヂス・バ

攻撃力   4 

防御力   4

スピード  7

特殊能力  7

知性    5

ビジュアル 5

 

メの集団の最初のゲゲル挑戦者。

高高度の上空から、腕の針を発射して人間を射殺する。

腕の針は、一度発射すると無くなってしまい

復活するのにしばらく時間がかかるようだ。

作中でも腕に針が無いシーンが見られる。

ゲゲルの際の事件発生が約15分間隔のため

概ね、その時間で復活するのではないかと思われる。

必殺の武器ではあるが、発射間隔がこれだけ広いと

特殊能力としても評価は下げざるを得ない。

その飛行能力とスピードは、ドラゴンフォームでは

とても太刀打ちできない。

メの集団は、今までのズの集団に比べて

少しカラーリングも鮮やかな感がある。

ズの集団は、全体的に土気色だが

メ・バヂス・バは、ベースの色に加えて

ハチを象った頭の黄色が目立つ気がする。

 

 

前回、一条さんに銃撃され、ゲゲルに使うカウンターのような腕輪を

警察に押収されてしまうが、バラのタトゥの女にその事を咎められたとき

現場にいたズ・ゴオマ・グのせいにしているっぽい。

そのせいでズ・ゴオマ・グはまたバラのタトゥの女にシバかれている。

 

ズ・ゴオマ・グは今回、顔面に酷い火傷を負っている。

前回、一条さんに帽子を吹っ飛ばされ直射日光に当たったせいで

こうなってしまったらしい。今まで光を恐れる描写はあったが 

まさかそんなに光に弱かったとは。

その状況でシバかれるんだから踏んだり蹴ったりでちょっと可哀想。