ストーリーガイド
東京都内にある「ギャングル・ハウス」は
異世界から来た犯罪者集団ギャングラーの
ルレッタ・ゲロウがオーナーの闇カジノ。
ここでは不思議な力を持った骨董品、ルパンコレクションの力で
ゲームの確率が操作され、多くの人間が借金を背負わされていた。
今日もルーレットで敗北し、有り金全てを失った男が
犠牲になろうとしいた。
その時、カジノの窓を突き破って現れた三人の男女。
ルレッタの「何者だ?」の問いに
彼らのリーダー、夜野魁利(やのかいり)は答える。
「世間を騒がす快盗さ」
彼らこそ、ギャングラーと戦い、ルパンコレクションを回収する
快盗戦隊ルパンレンジャーであった!
(プロローグのみ。ネタバレに配慮して、続きは後日に追記します)
#1感想
昨年、メンバー9人という異例のスタートだった
宇宙戦隊キュウレンジャーを経て
今年は、何と本編がVSシリーズというか
まさかの二戦隊が対立している形式。
かつて戦隊シリーズの改革を試みたゴーバスターズの後が
いかにも正統派戦隊のというキョウリュウジャーだったので
戦隊はあくまで王道を往くのだな、と思っていたが
キュウレンジャーに続いて
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
という作品を出してきたという事は
今後も改革路線が続くという事だろう。
早すぎる話ではあるが、来年どんな仕掛けを打ってくるかも楽しみだ。
さて、この快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
1話であるが、導入部分としては100点差し上げても良いぐらい
ぐっと引き込まれた。1話が面白い戦隊というのは
過去の経験からして大体1年通して面白いのである。
まずは、導入、とにかく快盗の名に恥じないスタイリッシュ振りが
目に止まる。ルレッタ・ゲロウの攻撃で、カジノが大爆発を起こし
その爆煙の中から姿を現したルパンレンジャーのポーズとか
ケレン味のかたまりだ。
今回アクションはスピーディーでめまぐるしい上に
ガンアクションが中心の非常に特徴的な戦い方だ。
ルパンレッドが戦闘中、時々シルクハットを直すかのように
仮面のモールドに触るのがステキ。
主人公、夜野魁利(やのかいり)は自身の活躍をエゴサーチしたり
宵町透真(よいまちとうま)、早見初美花(はやみうみか)らと
共に経営しているレストランの仕事を一人サボってたりと
軽い感じもあるが、かなり熱い人物でもあるようだ。
ルパンレンジャーは、お互いの身に何かあっても
助けないというルールがある。
生き残った誰かが目的を達成するために。
劇中ではまだ語られていないが、何か共通の目的がある模様。
こうした点も従来の戦隊とはかなり赴きが違う。
おそらくパトレンジャーとの差別化のためだろうが非常に新鮮な設定だ。
また、彼らがルパンコレクションを回収しているのは
ルパン家の人間、コグレから頼まれての事であり
なぜそれを回収しているのかは、知らされていない。
この辺りの謎も、今後非常に楽しみな所だ。
ちなみに一瞬映ったルパンコレクション、ほとんどが
過去の戦隊の変身アイテムなどだったりするようだ。
対してパトレンジャー側の主人公は朝加圭一郎(あさかけいいちろう)。
真面目一徹の頑固者で、警察組織を体現した様な人物だ。
序盤、公園で偶然夜野と出会った時に着ているコートは
銭形警部をイメージしていると思うのだか、どうだろうか。
彼もカッコいいのはカッコいいと思うのだが
どちらかと言えば武骨であり
普通のすらっとしたイケメンを配置しないあたり
警察というのがどういうものか
外面から見せていくスタイルが素晴らしいと思う。
パトレンジャーとルパンレンジャーは変身アイテムが共通。
また変身後も、印象はかなり違うがよく見ると
色の配置が違うだけで大元のデザインが共通なのがわかる。
(アイテムが一緒なので当然かも知れないが・・)
二つの戦隊、出自は同じでその裏に
ルパン家が関わったりしているのだろうか?
これから注目である。
怪人査定 ルレッタ・ゲロウ
攻撃力 4
防御力 2
スピード 3
特殊能力 5
知性 6
ビジュアル 5
怪人、ルレッタ・ゲロウはカエルモチーフ。
ルパンレンジャーお披露目のための怪人みたいなもので
活躍も冒頭数分であった。
カジノのワンフロアを吹っ飛ばすほどのエネルギー弾を
放ったりと、攻撃は派手だが
全くルパンレンジャーには通用しなかった。
おそらくギャングラー怪人全員に共通していると思われるが
身体の一部が金庫になっており
そこにルパンコレクションを仕舞っている模様。
イカサマカジノを経営して、人を借金地獄に陥れ
臓器を売らせるというかなりの極悪非道振りを見せている。
そこまでやるからには、恐らく頭は悪くないだろう。
今回は、初回という事で怪人側も幹部を含め続々登場。
ギャングラーのボス、ドグラニオ・ヤーブン(親分!)
ボスの護衛である、デストラ・マッジョ。
参謀的ポジションか? ゴーシュ・ル・メドゥ。
といった面々が今回の幹部の顔触れ。
そして、ヤーブンの誕生パーティーには
十数体の怪人が一同に会している。
これだけ一度に怪人が大量に出てくると
メタルダーなんかを思い出してそれだけでワクワクだ。
また、今回、敵の目的は地球掌握なのだが
ヤーブンの後継者争いという一面もあるので
よくある敵の組織は、なぜ戦力を小出しにするのか・・
的な、空気を読まないツッコミにも
組織の仲間でありながら、協力関係は築けないという
うまい回答を用意している。
ちなみに雑魚戦闘員はポーダマン。
ネーミングは鉄砲玉からきているのではないかと思われる。
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