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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #3「絶対に取り戻す」

 

ストーリーガイド

ルパンレンジャーの隠れ家である

レストラン「ジュレ」に現れたパトレンジャーの三人。

正体がバレたか、と焦る魁利だったが

パトレンジャーの三人は職場が近くという事で

食事をしに訪れただけだった。

 

メニューを吟味する三人に近づく透真は

パトレンジャーの持つVSチェンジャーに手を伸ばすが

魁利がそれを制止する。

 

その時、警察より連絡をギャングラー出現の

報を受けたパトレンジャーは、そのまま店を

飛び出してしまう。

 

その背中を見送るルパンレンジャーの前に

突如コグレが姿を現す。

新たなコレクションの回収を依頼するコグレ。

 

その頃、パトレンジャーはそのコレクションの力で

高層ビルを巨大なドラグニオ像へと

作り変えた怪人、ナメーロ・バッチョと対峙する!

 

 

(プロローグのみ。ネタバレに配慮して、続きは後日に追記します)

 

#3感想

さて、快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー

いよいよ、第三話である。

どちらかと言えば二話まではルパンレンジャー主導という

感じだったので、もう少しパトレンジャー側に踏み込むかと

思ったけれど、そうでも無かった。

パトレン2号の奮起というちょっとしたテーマはあったが

今回はルパンブルーの当番回という感じ。

今後も主軸はルパンレンジャーで進むのかな?

まぁ、まだまだ序盤なので決めつけるのは早計だが。

 

それにしても、透真の決意、かなり悲壮なものがある。

とにかくルパンコレクションを回収したがるのにも説得力がある。

「たった五分が命取り」「大袈裟だなぁ」という

恋人と交わした会話の通り、透真が時間通りに

約束の場所に訪れていれば、間違いなく回避できた悲劇だけに

他の二人より自責の念が強いのだろう。

「一見無駄な寄り道が、可能性を広げるんだって」という

彼女の言葉を思い出して、ひとまずパトレンジャーを

利用していく事を決めた透真だけれども

何となく納得するには弱いような・・?

二話の魁利と圭一郎の様な、パトレンジャーに対する

ある種のシンパシーを感じるような場面があれば

良かったかも知れないけれど、それはこれからに期待ですかね。

 

さて、今回はパトレンジャー側の一つの見せ場になった

パトレン2号、陽川咲也の奮起。

最初からちょっとドジっ子キャラではあったが

ナメーロ・バッチョの粘液に一人だけ囚われてたり

せっかくパトレン3号に取り戻して貰った

VSチェンジャーをうまく受け取れなかったりと

いい所が全く無かったが

後半には粘液に掴まったメンバーを気合と技術で救出。

しかしこの時のパトレン1号のケツの動きは狙いすぎてるでしょうw

またパトレン3号を置いていきそうになった時のやり取りも良かった。

パトレン3号の基本ぶっきらぼうタイプの女性というのは

戦隊ではかなり珍しい。

見た目もあってボウケンピンクっぽいキャラかと思いきや

雰囲気はゴーカイイエローの方がまだ近いかも。警察だけど。

 

ナメーロ・バッチョが最初の戦闘時に発した

「追ってくるならご自由に

 最後に掴まるのは貴様らの方だがなぁ~」という一言で

魁利がアジトに仕掛けられたワナの存在に気付き

パトレンジャーを利用してそれを回避するのも

三つ巴となった本作ならではの面白いところ。

魁利がお調子者のように見えて

かなりのキレ者である事を非常に良く現している。

その後パトレンジャーがあっさりワナにかかるので

余計にその辺際立ってくるのが、うまいところだ。

 

そして、必殺技では、ルパンレンジャーが分身。

イタダキストライクなる技を使うのだが

ここも、融合して一致団結するパトレンジャーと

あくまで個の集合体であるルパンレンジャーを差別化している。

 

で、いよいよ登場のパトカイザー! 挿入歌がアツい!

怪人のアオリから上空を飛んで一撃加えるパトカイザー

映像的にもかなり珍しいカットで、めちゃくちゃカッコいい!

いかん、語彙力が失われていく・・。

どちらかというと、パトカイザーの方がデザインは好きかも・・

それにしても今作は、ロボ戦自体も銃撃が

基本になっててかなり徹底している。

 

ロボ戦でドラグニオの像が破壊されて

気まずい雰囲気になるヤーブン一家も笑える。

デストラ・マッジョがつまづいた椅子を直したりして

お前、そんな繊細なヤツだったのかよ、とツッコまずにはいられない。

 

最後、パトカイザーは分離してグッドストライカーは姿を消す。

コグレさんは、グッドストライカーは

我々にも手に負えないコレクション、と言っているが

確かに最初登場した時も、グッドストライカーは

ケースの中で厳重にロックされていたので

そこは納得できるんだけど

パトレンジャーの前には姿を現さない辺り

警察側にも内通して、二つの戦隊を操っているような

そんな気配がしないでもないですなぁ~。

 

 

怪人査定 ナメーロ・バッチョ

攻撃力   4

防御力   3

スピード  4

特殊能力  7

知性    6

ビジュアル 4

 

怪人、ナメーロ・バッチョはナメクジモチーフ。

所持しているルパンコレクションは

「誰が誰を作ったのか」という彫像。

その能力は、物質を思い通りの形に作り直す事で

巨大なビルをドラグニオ・ヤーブンの像に作り変えたり

彫像を槍に作り変えて投げつけたりしていた。

普段は贋作の売買をしていたようだ。

また、左手が銃のようになっており

そこから強力な粘液を発射し相手を拘束する。

 

ナメクジモチーフの頭部からしたは海賊船を思わせるボディと

柊の葉が集まったような下半身が特徴的。

また、軟体生物っぽいが身体の中心部には背骨の様な意匠が見える。