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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #8「快盗の正体」

 

ストーリーガイド

レストラン「ジュレ」に勤める三人と

ルパンレンジャーの仕草から、彼らが

同一人物ではないか、と疑うつかさ。

 

その正体を探るため三人のプロフィールを洗いなおし

彼らを監視するべく出動するパトレンジャー。

 

一方その頃、ルパンレンジャーはコグレの情報を元に

訪れた浄水場で、ポーダマンと交戦していた。

ルパンレンジャーの猛攻に、撤退していくポーダマン。

 

追跡を重ね、袋小路に追い詰めた筈の敵は

何故だか忽然と姿を消していた・・

 

 

(プロローグのみ。ネタバレに配慮して、続きは後日に追記します)

 

#8感想

今回は少々箸休めといった回だろうか。

つかさ先輩、さすがの洞察力で快盗の正体を見破るも

あと一歩で追い詰めきれず、といったところ。

確かにまだまだこの段階で、快盗の正体がバレるのは

ストーリー的な組み立てから見てもやりにくいだろうし

収まるところに収まった感があって一安心というところ。

 

見所はやはり、ルパンレンジャーが

警察の追跡をかわすトリック。

冷静に考えると、これ以外に手段は無いという展開だが

コグレさんの積極的協力があるとは思っていなかったので

個人的にはちょっと驚いた。

そしてマスコット的存在のジム・カーターの活躍。

可愛いやつだ。

また、ゴーシュ・ル・メドゥが初の本格戦闘。

その攻撃力の高さと威圧感はデストラ・マッジョにも匹敵しそうだ。

メインのストーリーラインはあまり進展していないものの

ゴーシュ・ル・メドゥの謎のルパンコレクションで

次回以降に興味を引くやり方も見事。

 

まずは序盤、ルパンレンジャー各々のプロフィールを

警察の調査という形で視聴者にもおさらい。

透真は婚約者に逃げられた事になっていたり

初美花の親友が失踪していたり

魁利の兄がいなくなっていたりという部分までは

調べがついていないようで、ここまで情報があれば

つかさ先輩も簡単には引き下がらなかっただろうという感じはする。

 

そしてつかさ先輩の張り込みは

アンパンと牛乳という定番商品で決めるところが渋い。

そして圭一郎のバレバレ尾行が面白い。

単なるイメージではあるが、確かに圭一郎は尾行が下手そう。

あの尾行に魁利が気付いてないっていうのは

快盗としてはちょっとマイナスポイントだろうか。

 

グッドストライカーとコグレさんとの関係も気になるところ。

旧知の間柄というのは以前にも示唆されていたが

敵対関係までいかなくともあまり良好な仲ではないようだ。

三人がルパンレンジャーになったくだりを

グッドストライカーに説明するところで出てくる

「あいつが考えそうな事だ」というセリフは今後に含みを持たせているし

やはりコグレさんが単なる協力者ではなさそうだという事を示している。

それにてしも変装が得意だったり、いちいち謎めいた笑みを浮かべたりと

コグレさんも怪しさ爆発だ。まぁ、快盗の一味な訳で

変装が得意というのはある種納得もできるのだが

実はルパン家の当主本人だったりという展開もありえるのかも知れない。

 

そして肝心の囮作戦では、ジム・カーターが大活躍。

雑な金庫の固定の仕方が圭一郎らしくて実に良い。

それにしても見事なバックドロップを決めるものだ。

前線に出ても少しは戦えそうかもw

ほかになぞなぞで急場を凌ごうとしたり

後ずさって倒れている警察職員を踏みつけそうになって謝ったり

更にはギャングラーに捕まった時のセリフが

「やめろぉ~ギャングラー、ぶっとばすぞぉ~」である。

ご存知の方も多いと思うが

とんねるずのみなさんのおかげです」でやっていた

仮面ノリダー」のOPのセリフである。

先日番組終了をむかえた「とんねるずのみなさんのおかげでした」に

対する餞という意味もあるのだろうか。

 

話題はそれるが「仮面ノリダー」は

本家仮面ライダーシリーズの許可なくパロディ展開されていたので

東映側から、ソフト化を禁止されているという事になっている。

今回のコラボともいうべきこのセリフがこの場に出てきた事は

結構画期的というか、歴史的というか、大きな出来事の様にも思う。

これを機会に「仮面ノリダー」「仮面ノリダーV2」の

ソフト化が許可されないかなぁ、と妄想してしまう。

晩年のおやっさん、立花藤兵衛の姿を見られるのはこの番組だけな訳だし

実はバラエティの特撮パロディものとしては、非常に良くできているし

特撮ファンの中にもノリダーファンは結構いたりするのだから。

 

今回は、巨大ロボ戦はポーダマンとの戦いで消化試合感が強く

パトレンジャーの変身も無し、という形で少し変則的な構成だった。

たまにはこういう変化球も良いだろう。

 

怪人査定

今回は、残念ながら死亡した怪人がいないので

査定する怪人は不在。

 

代わりといっては何だが

ゴーシュ・ル・メドゥが戦闘に本格参戦してきた。

このゴーシュ、あきらかに人間の美的感覚とは異質ながら

美女の雰囲気をまとったデザインが凄い。

そして、ドクターという肩書きには似合わぬ

凄まじい攻撃力の持ち主だ。

今回ゴーシュ・ル・メドゥが放った弾丸は

一発もルパンレッドに当たっていないのだが

逆に言えば当たったらタダではすまない、という事だろう。

とにかく圧倒的な攻撃力と優雅な回避能力で

タダモノではない事を伺わせている。

 

世界を癒そう、という名の双眼鏡を持つ。

その能力は、相手を見抜くような力だと思われるが

まだもう少し謎がありそうだ。

 

また、別のルパンコレクションの力で

戦闘員ポーダマンや死んだ怪人を巨大化させる事ができる。

まぁ、残念ながらポーダマンを巨大化させても

あまり戦力にならなかったようだが・・

 

快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー 主題歌