ストーリーガイド
レストランから忽然と客が消える・・
そんな事件が発生していた。
現場はステーキハウス高田。
咲也が初美花をデートに誘おうとしていた店だ。
今日もレストラン「ジュレ」にやってきたパトレンジャーの面々。
咲也は初美花を別の店に食事に誘うが断られてしまうも
何とか強引に連絡先を受け取らせる。
その様子を見ていた圭一郎は 、あの娘の事は本気なのか?
と尋ねるも、咲也は手当たり次第に女性に声を かけている様子。
そんな中、再び新たな事件が巻き起こる。
ギャングラーの怪人、メルグ・アリータはレストランを襲撃。
うまい飯を食いに来たぜ、という怪人に対し
震える手で料理を差し出すシェフ。
だが、メルグが求めていたのはうまい料理を食べた人間だったのだ。
(プロローグのみ。ネタバレに配慮して、続きは後日に追記します)
#7感想
ルパンイエロー回となった今回は
初美花の親友との関係などが明かされ
より彼女のバックボーンがはっきりした形となった。
また、リーダーとして作戦立案やまとめ役をこなす魁利と
いかにも切れ者の透真との間で、ややもすると
彼らに付いていっているだけの
頼りない印象があった初美花の成長も見られて
なかなか見ごたえのある回ではあった。
ただ、お互いを助けないヒーロー、という新機軸を
非常に面白いと評価していただけに
いきなりそれを覆す展開はどうなのかと思う場面もあった。
ヒーローものとしては、いずれはそれを覆す場面が
出てくるとは思うが、もっとタメにタメて終盤ぐらいに
一回そんなシーンがある、ぐらいの方が
より効果的とも感じるのだが。
とはいえ、その事に関しては魁利も触れていたし
とんでもない欠陥だと言うつもりもないが
明確な理由は提示されず、たまには俺もそんな時もある
みたいな感じだったのはどうなんだろうか。
もしかすると、度重なるパトレンジャーとの激突や
前回の身体を盾にして一般人親子を救った
圭一郎の行動に影響されての事だろうか?
さて、序盤からの見所は
圭一郎が咲也に対して彼女の事、本気なのかと問う場面。
圭一郎的には軽いお付き合いみたいなものは
想像の範囲外なんであろう。
でもここで「本気です」と答えていたら
めちゃくちゃ応援してくれそうな雰囲気もあるよね。
最終的にはそうならなかった訳だけども。
次はレストランにコグレが現れるシーン。
ルパンコレクションと怪人の写真を渡して
「注文をお願いします」「承りました」のやりとりも
いかにも快盗という感じで洒落ている。
その後、メルグ・アリータの空間拡張能力により
ルパンブルーは飲み込まれ、ルパンレッドも
イエローをかばう形で飲み込まれてしまう。
孤立無援となったイエローは
かつても親友、一ノ瀬詩穂にクラスのいじめから
庇って貰ったり、氷漬けになるところを助けてもらったり・・
誰かに助けてもらってばかりだと落ち込むのだが
ここにコグレが現れてイエローを励ます。
しかし何と言うか、とても良いシーンではあるのだが
どうしてもコグレの怪しさが払拭しきれないので
もにょもにょしてしまう。
そして場面は初美花が咲也を利用して
メルグの現れそうなレストランでデートをする事に。
メルグの出現に小さくガッツポーズの初美花がかわいい。
変身したパトレン2号が優しく女性を受け止めるのも
キャラ描写を忘れてなくて良い感じだ。
ルパンコレクションを奪い返した後、解放された人質から
快盗さんが私達を助けてくれたんです、と聞いたパトレンジャー。
描写はないが、メルグの胃の中でテーブルなどをかき集めて
一旦避難させたのもレッドとブルーなんだろうな、と思わせる。
彼らをヒーローとして立てるのも忘れていない。
しかし、メルグを倒した後に現れたグッドストライカーの
ぞんざいの扱いは・・。まぁあれだけフラフラしていたら
仕方ない気はするが、ちょっと可哀想ではある。
最後巨大戦では、パトカイザーバイカーが初登場。
なんと言ってもつかさ先輩の
「どうやら、警察とヨーヨーは相性が良いらしい」って
完全にスケバン刑事の事でしょ? 子供は絶対わからんでしょうw
それにしてもルパンカイザー、パトカイザー
怪人に対して既にかなりデカく、相対的に怪人が
かなり弱そうに見えてしまう。
今後更に合体するパターンが増えるともっとデカくなると
思うのだが・・大丈夫だろうか。
それにしても初美花、デート後全く連絡無しとは酷い話だ。
咲也を本気にさせてしまったようだが、今後は大丈夫だろうか。
そして、ラストはつかさ先輩が快盗の正体に気付く・・?
といった感じだったが、どうなるだろうか?
キャッツアイとか、あの手の怪盗もののフォーマットとしては
普段接している人間が捕まえるべき相手である、というのは
よくあるし、あのマスクですぐに正体がバレないのも
まぁフォーマット補正として納得してもいいのだが
早くもそのパターンを崩してくるのだろうか?
しかし、さすがにちょっと正体バレは早すぎる気がしないでもない。
一応、疑いはするけれども、今の段階では一旦疑いが晴れるのでは?
と予想するが、どうだろうか? 次回も楽しみだ。
怪人査定 メルグ・アリータ
攻撃力 7
防御力 3
スピード 5
特殊能力 8
知性 6
ビジュアル 8
今回出現した怪人メルグ・アリータは
頭部の形状が複雑になっているので
ちょっとわかりにくいが、オオアリクイがモチーフ。
たしかに下半身などは、それっぽい。
胸部はアリを模したものになっているようで
目、足、アゴなどの意匠が刻まれている。
ただデザイン的には足が8本あるので、クモかも知れない。
金庫のついた左腕は巨大な爪がついており、そこから
三日月状の衝撃波を出して物質を切り裂く。
また、ベローチェウィップなる変幻自在のムチを操り
相手を拘束。胸部が開き、ルパンコレクションの力で拡張された
胃の中に相手を放り込むなど多彩な攻撃を持っている。
所持しているルパンコレクションは、胸いっぱいの愛を
という名前のランプ。空間を拡張する能力があり
自身の内臓を拡張して、多くのレストランの人間を飲み込んでいた。
ただしこれを奪われると中の物は全て吐き出されてしまう。
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