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仮面ライダークウガ EPISODE2「変身」

 

ストーリーガイド

昨日蜘蛛の怪人との戦いを終えた

五代は桜子に見守られながら

長野市内のファミリーレストランで目を覚ます。

 

長野市内で起きた怪人・・警察の呼称では未確認生命体

によると思われる殺人現場の教会へ向かう途中で

五代のいるファミリーレストランに偶然通りかかった一条。

昨日の戦いの事を問い詰められる五代だが

あっさりと自分が昨日蜘蛛の怪人から一条を救った事を認める。

一条はこれ以上は警察の仕事だから関わるなと、釘を刺す。

 

現場へ到着した一条は今回の奇怪な殺人事件の特徴が

蜘蛛の怪人(未確認生命体1号)によるものではなく

新たな未確認生命体の仕業である事を予見する。

 

一条を追って、教会へと現れた五代。

そこで教会の神父が行方不明に

なっている事を知り教会内へと侵入する。

だが、教会内には神父の姿があった。

あらゆる問いかけに無言の神父に

不審なものを感じながらも、五代は教会を後にする。

 

その晩、コウモリ型の怪人が街に出現する。

警察の動きを監視していた五代はパトカーを追跡して

怪人と一条、そして警察との戦闘に出くわす。

再び、白いクウガへと変身する五代。

しかし、攻撃は怪人には全く効かず

その反撃によって変身が解除されてしまい

五代を守ろうとした一条も負傷。

だが、応援にかけつけたパトカーのライトを恐れ

コウモリ怪人は姿を消してしまう。

 

病院で負傷した一条の治療を待つ五代。

現れた一条に謝罪をするが

「君が闘う力を得たと思うのは勝手だ。

 だが、君に闘う義務はない。

 これは市民を助けるという、我々警察官の仕事だ。

 中途半端に関わるな!」

と、これ以上首を突っ込むなと突き放す。

 

病院から戻って桜子と落ち合った五代は

自分が見た幻覚の中のクウガは赤いだった。

自分が変身したのは白い戦士。

五代は自分の気持ちが半端だったから

赤い戦士になれなかったのだと自戒する。

 

その晩、九郎ヶ岳遺跡の調査団長、夏目教授の通夜に出席する桜子を

会場の外で待っていた五代は、その娘、夏目実加(なつめみか)が

絶望のあまり泣き崩れる場面に遭遇し、決意を新たにする。

 

 

独自に捜査を続けていた一条は、怪物に襲われたという老人を訪ね

教会の中へと怪物が消えたという情報を得て

一人ライフルを携え教会へ向かう。

教会内部へ潜入した一条を襲撃する神父=コウモリ怪人。

乱闘の最中、教会の蝋燭が倒れ、カーテンや

一条のコートにも炎が燃え移る。そこに登場する五代。

 

炎上する教会の中で、戦いの決意を固めた五代は

遂に赤い戦士、仮面ライダークウガへと変身する!

 

コウモリ怪人との攻防の中クウガは、一条を連れ燃えさかる教会から脱出。

戦場を建築現場へ移し、激闘を繰り広げるコウモリ怪人とクウガ

そこへ生きていた蜘蛛怪人ズ・グムン・バが加勢する。

2対1の戦いで劣勢を強いられるクウガだが

一条の援護もあり窮地を脱出。

コウモリ怪人は、戦場に差し込む朝陽に怯え、そのまま逃走。

ズ・グムン・バの糸や爪に苦戦しながらも

クウガが鮮烈なキック攻撃を浴びせると

そこに紋章が浮かび上がり、ズ・グムン・バは爆死する。

 

激しい戦いで意識を失っていた一条は

五代の肩にもたれかかった状態で目を覚ます。

「おはよう、一条さん」

「なんでお前の肩に・・」

「まぁ、いいんじゃないですか」

「一生の不覚だ・・」

 

こうして仮面ライダークウガの初めての闘いは終わった。

 

EPISODE2感想

 

仮面ライダークウガ、EPISODE2は

グロンギたちと戦う意思を固める五代くんの心情がキーポイント。

冒頭のシーンでは、怪人といえど

拳を使って物事に決着をつける事に違和感を覚える五代が

一条から病院で浴びせられる「中途半端」に関わるな、という言葉と

調査団の夏目教授の娘の涙を見て拳を握り壁を叩くシーンを経て

「こんな奴らのために、これ以上誰かの涙は見たくない!

 みんなに笑顔でいて欲しいんです!

 だから、見ててください! 俺の、変身!」

からの、燃え盛る炎をバックに、赤いクウガへと変身する・・

う~ん、カッコ良すぎる。

五代くんがこの時初めて感情を剥き出しにするのも合わせて

完璧な変身シーンの演出である。

 

最後の戦闘で教会に到着した時は、明らかに夜だが

ズ・グムン・バと決着をつける時はあっという間に朝になってる・・

のはまぁご愛嬌。明け方付近だったと解釈するべきだろう。

 

それにしてもラストシーンの五代くんと一条さんは

何? 二人付き合ってるの? というラブラブっぷり。

二話から濃厚ですな。

 

今回の名セリフ

 「こんな奴らのために、これ以上誰かの涙は見たくない!

 みんなに笑顔でいて欲しいんです!

 だから、見ててください! 俺の、変身!」

 

上にも書いているが、やはりこれしかないと思われる。

怪人査定 クモ種怪人 ズ・グムン・バ

攻撃力    3

防御力    3

スピード   3

特殊能力   5

知性     3

ビジュアル  4

 

数値は一応10段階評価です。

まず、白いクウガ、しかもまだ戦いに迷っている

五代との戦闘で五分五分の戦いを演じている辺り

戦闘能力は、それほど高くないと思われる。

知性を感じる場面もほとんど無かった。

特殊攻撃であるクモの糸は相手を絡め取って身動きできなくする他

相手を壁に叩きつけたり、パトカーの追跡に使用するなどなかなか多彩。

クウガの怪人は、我々とは少し違う人類を

イメージしてデザインされているようで

ビジュアルのインパクトとしては弱いかも。